保育園も倒産する

保育園も倒産する

突然通っていた保育園が閉鎖になってしまうことがあります。通いたいと希望している、あるいは通っている保育園の経営状態をしっかりと把握しておかないと、前触れもなく倒産という事実に遭遇してしまうかもしれません。

 

供の保育先を決める場合には、園の母体がどこになっているかを確認することが必要です。待機児童の増加が問題になっている陰には、保育施設の不足があります。そのため政府は施設経営の規制緩和を導入したのです。

 

規制緩和によって、民間企業が母体となって、保育施設を経営するケースが増えています。待機児童を持つ家庭にとっては好ましい状況ですが、不況などにより母体の企業が倒産してしまうと、関連する施設も閉鎖となってしまうという危険性があるのです。

 

保育園の経営状況を把握するポイントがありますので、チェックをしておくとよいでしょう。経営状況が真っ先に表れるのが食事です。家庭でもいざとなると食費を切り詰めますが、企業においても同じです。

 

給食費が値上がりをしたり、メニュー内容が簡素になったりしたら危険のサインです。また、おやつも内容が簡素になったり、廃止になったりします。給食が廃止され、お弁当持参になったら、いよいよ危ないかもしれません。

 

また、保育士の人数が減る場合もあります。保育士の人数が不足すると子供の安全を確保することが難しくなりますので、黙認することは良くありません。

 

何の説明もなく、いきなりこのような状況になった場合には、保育園側からの説明をしてもらうべきでしょう。納得できる説明がない場合には、対策を考えなくてはなりません。


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