ひとり親家庭の入園事情

ひとり親家庭の入園事情

世の中には、ひとりで子育てをしている母親、父親は少なくありません。さらに、親類や親のサポートを受けられない場合も少なくありません。そのような家庭にとって、保育園はとてもありがたい施設と言えるでしょう。

 

ひとり親で子育てをするのは、経済的にも、精神的にも大変です。男親の場合には、正社員として勤めていれば収入はそれほど困窮しないかもしれません。しかし、女性の場合にはまだまだ男親のような収入を得ることは難しい社会となっています。

 

保育園の規則では、親が働いていることが条件ですが、ひとり親の場合には休職中の場合でも入園が許可されるようです。ひとり親家庭に対してはある程度の猶予を与えてくれます。

 

しかし、求職中であることに甘えていて、いつまでも仕事を決めないということは許されません。一般的には入園から1カ月という短い期間なので、預けている間は職安に通い詰めるような気持ちで、求職活動をすることが必要です。申請の際には、窓口で相談をするとよいでしょう。

 

さらに、認可されている保育施設への入園希望の場合、ひとり親家庭は優先してもらえるケースもあります。しかし、待機児童が増え続けている都市部などでは、必ずしも優先順位を上にしてくれるとは限りません。仕事を持っていても、ひとり親家庭であることが優先的な条件とされないケースも出てきているのです。

 

いずれにしても保育園事情は厳しい状況にあります。ひとり親という身上に甘えることなく、入園活動をすることが必要です。


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